医療安全管理指針
医療安全管理指針
医療法人社団 真仁会 北日本脳神経外科病院
平成19年7月1日作成
平成29年1月20日一部改訂
1.医療安全管理に関する基本方針
北日本脳神経外科病院は真仁会の理念に基づいた、地域への質の高い医療を安全に提供するために、全職員が医療安全の向上に努める事とする。
2.医療安全管理に関する病院組織についての基本方針
1) | 院内の医療安全を確保、推進するために医療安全管理委員会を設置し、毎月の定期開催と必要に応じて臨時開催を適宜行う。 |
2) | 診療部門・看護部門・事務部門の安全管理のための責任者等で構成されること。 |
3) | 医療安全管理委員会の下部組織として各部署(科課)の代表と医薬品安全管理者及び医療機器安全管理責任者からなるセフティマネージメント部会を置き各種の実際的な活動を推進すると共に毎月1回の定例小委員会を開く。 |
4) | 医療安全管理の推進担当としてセフティマネージャーを置く。 |
5) | 医薬品安全管理責任者及び医療機器安全管理責任者と連携を図り、安全管理体制を確保する。 |
3.医療に係る安全管理のための職員研修に関する基本方針
1) | 医療の安全管理に関する基本的な考え方・具体的方策等について全職員を対象として、年2回以上の研修会を計画、実施する。 |
2) | 勤務の都合上、全員参加が困難な時は、複数回の同一内容での開催や資料配布など効果的に行う。 |
3) | 入職時、経験年数別、職種別研修などを随時計画する。 |
4) | 当院職員は、研修が実施される際には、極力、受講するよう努めなくてはならない。 |
4.事例・事故報告等の医療に係る安全確保を目的とした改善のための方策に関する基本方針
患者さまに予期せぬ重大な障害が発生した場合は、第一に救急救命処置を行うと共に、患者及び家族に速やかに事実を説明する。また、病院は事故原因を調査究明し、再発防止に万全の措置を講ずると共に関係機関への届出を行う。
5.医療事故発生時の対応に関する基本方針
医療に係る安全管理の確保のため、院内で発生したインシデント/アクシデント事例を収集し問題点を把握し、その分析を通して改善策の策定と改善策の実施状況と評価を行う。 なお、報告はこの目的のために使用するものであり、報告者はこれを理由に職務上の不利益を受けるものではない。
6.医療従事者と患者との情報の共有関する基本方針
1) | 懇切丁寧な説明を受けたいと望む患者に十分な説明を行うことが医療提供の重要な要素である。このために医療従事者からの十分な説明に基づいて、患者側が理解、納得、選択、同意が得られるように医療従事者は患者と情報共有するように努めなければならない。 |
2) | 本指針は患者及び家族から閲覧の求めがあった場合は、速やかに応ずるとともに、ホームページなどに掲載する。 |
7.患者からの相談への対応に関する基本方針
患者家族からの相談窓口を設置し、意見・相談に対しては、患者個人情報の保護に則って誠実に対応し、必要に応じ管理責任者及び病院長に報告する。また、病院は相談・苦情内容を医療安全向上に役立てる事とする。
8.その他医療安全の推進のために必要な基本方針
病院の安全体制の点検・見直しは適宜行い、組織全体で連携し、情報共有を図りながら医療安全の向上に努める。
附 則
この指針は、平成19年7月1日より実施する。 この指針は、平成29年1月20日から一部改訂する。