2011年12月号−南部郷総合病院

11月26日に南部郷総合病院会議室で真仁会看護研究発表会が行われました。

[看護研究のねらい]

  • 日頃の看護実践の発表を行い、各施設間の情報交換の場とし、看護の質の向上を図る。
  • 研究担当者は研究のまとめと発表を、参加者は発表からの学びと研究の学びの場とする。
看護研究プログラム

  1. 昼寝の導入による自覚的疲労感の変化 〜「自覚症しらべ」を用いて〜 ・・・南部3階西病棟
  2. 情報共有を目的とした退院支援フローシートの作成 ・・・南部4階南病棟
  3. 寝たきりで、在宅療養となる患者へのオムツ交換の退院指導の評価 〜パンフレットを用いてチェックリストを活用する〜 ・・・北日本4階病棟
  4. 通気性と安全性を考えた手作りミトンを使用しての効果 ・・・南部4階西病棟
  5. 在宅終末期がん患者の家族支援 〜レスパイトケアを通して〜 ・・・厚生「郷和」
  6. 当訪問ステーションにおける在宅ターミナルケアの現状 〜在宅死が実現した事例と実現しなかった事例を比較検討して〜 ・・・北日本訪問看護ステーション
  7. 外来における科学療法を受ける患者への支援 ・・・南部外来
  8. シャント観察に音響記録を取り入れて 〜スタッフの指導方法の検討〜 ・・・厚生2階病棟
  9. 脳神経外科病棟に勤務する看護師のせん妄に対する判断の相違とその症状の認識 〜せん妄スクリーニングツールDSTを用いての検証〜 ・・・北日本3階病棟
  10. 患者愁訴に着目し、より良い透析治療を目指すために 〜愛Podシートから見た、当院の患者愁訴の現状を知る〜 ・・・厚生透析
  11. ナースセンター内における声の減音対策としてのdB値表示の効果に関する検討 〜減音対策前後の看護師の意識と行動の変化からの分析〜 ・・・南部3階南病棟
  12. 認知症患者に対する物忘れ問診票の作成および評価 ・・・北日本外来

発表会の様子(1)
発表会の様子(1)

この1年間、多忙な看護業務の傍ら、看護研究に取り組んできました。
これから司会進行頑張ります。

発表会の様子(2)
発表会の様子(2)

看護研究のはじまりは緊張の一瞬です。

発表会の様子(3)
発表会の様子(3)

みんな真剣に聞き入っています。

発表会の様子(4)
発表会の様子(4)

1年間の成果を発表します。

発表会の様子(5)
発表会の様子(5)

会場からは多くの質問があり、活発な意見交換の場となりました。

2011年12月号

高血圧症の方の入浴のコツ

入浴事故は冬場に増加し、急激な気温の変化は血圧に影響します。安全な入浴のコツは次のとおりです。

  • 脱衣所と浴室は暖めておく
  • お湯は40度くらいのぬるめにして5分以上つからない
  • お湯の高さは胸の上くらいにとどめ、両腕を浴槽の縁におく
  • 冷たいタオルを頭にのせ、のぼせを防ぐ
  • 食前に入る

入浴前に血圧を測り、高い場合は少し休み、リラックスしてもう一度測る。 要介護者は、体調をうまく表現できなかったり、感覚が鈍って体調を自覚できなかったりするので、接する人がふだんの状態をきちんと知ってあげることが重要です。

研修医 高橋久美子